「職人は、短気な方がいいんです。なぜならうまくいかなかったら、 我慢したり無理したりせず、ぱっと諦めて改良したやり方を編み出せる から…」前半は、こんな逸話を随時織り交ぜながら、素人にはわかりに くい「木型」の基本から、かつての職人の世界のしきたりや特別な言 葉、木工機械の扱い方・効率のよい制作手順まで、もと木型工さんに よる工場内をめぐる解説ツアー。後半は「キガタヤ」の活用を話し合う 公開ミーティングの2回目でした。
ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。 ミーティングでは、鉄道模型を作っておられる方の活用のアイディアの披露もあり、手仕事・ものづくり関連の展示スペ-スとしての活用の 可能性も見えてきました。手仕事好き・ものづくりエキスパートはかなりいらっしゃるのですね。
この日説明をしてくださった後藤さんは、東京のジオラマや建築模型の製作会社に約20年勤務、その後新潟市で 約5年木型工をされ、現在は樹脂の加工会社に勤務。ユーモアあふれるエピソード、興味深い説明、本当に魅力的なお話でした。
(荒川記)