キガタヤ・寄合 #003『町工場の記憶•身近なものに目を向けたくらし – “まち”とくらしのデザイン』

 2回開催した「キガタヤ・寄合」では、参加のみなさまから、「懐かしい“町工場”がこんなところに残っていたなんて…」「子どもの頃遊んだ昔の工場のにおいが懐かしい」などの声をいただきました。  昭和30年代頃まで、沼垂や信濃川対岸の新潟の下町(しもまち)には、たくさんの鋳物屋や木型屋、鉄工所などがあったと聞きます。現在のように「鉄工団地」「木工団地」などの工業団地に工場が集約されていたり、大型商業施設が商業の中心だったりするのではなく、「○○屋」と呼ばれる各種町工場や商店が、“まちなか”に身近な産業として存在する人々の生活がかつてあったわけです。...