2回開催した「キガタヤ・寄合」では、参加のみなさまから、「懐かしい“町工場”がこんなところに残っていたなんて…」「子どもの頃遊んだ昔の工場のにおいが懐かしい」などの声をいただきました。

 昭和30年代頃まで、沼垂や信濃川対岸の新潟の下町(しもまち)には、たくさんの鋳物屋や木型屋、鉄工所などがあったと聞きます。現在のように「鉄工団地」「木工団地」などの工業団地に工場が集約されていたり、大型商業施設が商業の中心だったりするのではなく、「○○屋」と呼ばれる各種町工場や商店が、“まちなか”に身近な産業として存在する人々の生活がかつてあったわけです。

 3回目の「寄合」では、そんな下町の職住一体の町工場だったご実家の記憶をもとに、ご自身の住まいを設計された建築家の徳本賢洛 さんをゲストに開催します。「キガタヤ」やご実家の町工場の建物の 特徴などにもふれながら、現在取り組んでいる「しもまちぐるみ」という活動について、身近にあるもの・ことを生かして、“まち”のくらしをより楽しく豊かなものにしていく理念やアイディアを紹介していただきます。

● 開催概要

キガタヤ・寄合 #003
『町工場の記憶•身近なものに目を向けたくらし – “まち”とくらしのデザイン』

● 日時・会場

2019年 9月16日  (月祝)  16:00 ~
キガタヤ (荒川木型工場)にて (新潟市東区山木戸7 – 2 – 58MAP

※今回は、工場地帯の夕暮れから夜景が楽しめる時間での開催です。ドリンクの提供(有料)もあります。 夕暮れ時のキガタヤで、工場夜景と一杯のビールを。

– 16:00~17:00 工場とまちのはなし
ゲスト:徳本賢洛さん。しもまち生まれの建築家の視点から。

– 17:00~18:00 ミーティング
ゆるいミーティングです。気軽にご参加ください。

● 工場の公開・見学

15:00~19:00の間、工場を開けていますので、自由にご覧ください。(見学のみのご参加も歓迎)

● アクセス

キガタヤ(荒川木型工場)は、県道3号(新発田線)沿いローソン山 木戸店、セブンイレブン山木戸店の近く(裏手)にあります。

*バス……(新潟交通 大形線) 新発田方面行き「山木戸」バス停下車徒歩2分 新潟駅方面行き「中山木戸」バス停下車徒歩1分
*自動車……紫竹ICより約7分。栗ノ木バイパス(国道7号)「栗ノ木橋」交差点 から県道3号(新発田線)を山木戸方向へ。

※今回(寄合#003)は専用駐車場のご用意はありません。公共交通機関を使ってお越しください。

● 講師プロフィール

徳本 賢洛(とくもと けんらく)

建築家。1974年、新潟市しもまち生まれ。2000年、東京理科大学大学院 理工学研究科 建築計画学専攻・修了後、6年間東京にて商業建築・住宅建築に従事する。2006年3月 新潟市でトクモト建築設計室一級建築士事務所を開設。建築活動のかたわらで、2019年より、「しもまちぐるみ」をベースにしもまちの中の人々つながりを追いかけては、しもまち創造活動に奮闘中。

トクモト建築設計室 
HP https://tokmoto-ar.jp/ 
FB https://www.facebook.com/tokmotoarchitecture

シモマチグルミ:
Twitter https://twitter.com/simomachigurumi
FB https://www.facebook.com/shimomachigurumi

*「キガタヤ・寄合(よりあい)」は、誰でも参加可能な、トークイベント・パフォーマンス・情報交換・話し合いなどからさまざまな可能性をさぐっていくフリーミーティングです。今後も不定期開催予定。

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